内容説明
映画が、世界が熱かった〈1960〉に誕生した〈映画監督・大島渚〉。いまなお全く新しい映画づくりを追求し続ける大島渚が、『青春残酷物語』『日本の夜と霧』などデビュー4作を中心に、その後の全作品に通底する主題と方法を徹底的に論じ尽くし、〈1960〉の核心を世に問う。
目次
序章 「大島渚」とはなにか
1 松竹助監督時代
2 『愛と希望の街』の背景と主題
3 『愛と希望の街』の方法と表現
4 『青春残酷物語』の背景と主題
5 『青春残酷物語』の方法と表現
6 『太陽の墓場』の背景と主題
7 『太陽の墓場』の方法と表現
8 『日本の夜と霧』の背景と主題
9 『日本の夜と霧』の方法と表現
10 『日本の夜と霧』の波紋
終章 その後の大島渚