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内容説明
憧憬と排撃の両極に揺れ動くファシズムの美学を見据え、美と権力の統合という芸術に内在する政治性を文化の今日的課題として捉え、建築・絵画・彫刻・写真などに幻視された芸術家たちのユートピアを検証。
目次
きみは歴史のどこにいるのか―現代芸術からの問い(「鉛の本」まで―アンゼルム・キーファーの黙示録的世界;メメント・モリ―ロバート・ロンゴの「メン・イン・ザ・シティーズ」)
宿命としての時代(ブレーカーの庭―精神と身体の政治学;クライスト・シュトラーセでの対話―ユリウス・ポゼナーの建築思想;フランクフルトの台所―二十世紀のイデオロギーとしての機能主義)
ノアの方舟(ニューディール時代の視覚的表現―WPAとFSA;あるイラストレーターの修辞学―ノーマン・ロックウェルとアメリカの「希望」;グロスのベルリン;ニューヨークのレーニン―ディエゴ・リベラのRCAビル壁画;「メキシコ」の政治神話―エイゼンシュテイン、トロツキー、ブルトン;ル・コルビュジエの1930年代―芸術としての都市)