内容説明
ナチズムとスターリニズムとによる惨劇の中ですべてを喪失し、唯一残された言葉と格闘しつつ、二十世紀の苦悩を生きた、現代ドイツを代表する詩人ツェラン。その出発の日々の死と愛をめぐる珠玉の詩篇。
目次
錨をもたない手探りは
一人でいることも
母が
お前の微光
ひそやかに、恋人よ、ひそやかに
ぼくの荷車は
白いのだチューリップたちは
遠方の淡黄色
古い庭で
降っています いま、母よ〔ほか〕
-
- 和書
- ベストオブ丼
ナチズムとスターリニズムとによる惨劇の中ですべてを喪失し、唯一残された言葉と格闘しつつ、二十世紀の苦悩を生きた、現代ドイツを代表する詩人ツェラン。その出発の日々の死と愛をめぐる珠玉の詩篇。
錨をもたない手探りは
一人でいることも
母が
お前の微光
ひそやかに、恋人よ、ひそやかに
ぼくの荷車は
白いのだチューリップたちは
遠方の淡黄色
古い庭で
降っています いま、母よ〔ほか〕