感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんがく
12
各章で紹介される本も、紹介の仕方もとても15歳にとっては難解なものだが、様々な専門家たちが15歳の読者を子供扱いするのではなく、本気で読書案内する姿勢は好感が持てるし、世の15歳は全然わからなくても良いからここで紹介されている本に背伸びして挑戦してほしいと思った。2024/09/06
はるき
8
15歳から…か?15歳当事の私はこんな選書はとても無理だったと思うんですが(^_^;) でも、心が柔らかいときに、良い本に挑戦する大切さは分かります。2024/12/21
ERIN
5
今年24の歳になるけれど、自分の核になっている部分は15の時からあまり変わっていないように思う。あの時言語化できなかった感覚や思考を解きほぐすべく手に取った。改めて本について語っている文章を読むのは面白い。ただ並べられているだけだと自分のアンテナに引っかからなかったものも、紹介文によって惹かれたり、新しい発見があったりする。印象に残ったのは、「思想」「心」「傷」の3編。2024/07/28
kokekko
2
自分は全然「15歳」ではないのだが、本書はきもったまのある大人たちが、若者を信じて「これがいいよ!」と進めている骨太のブックガイドで、どれもこれも面白そうでたまらなかった。安牌のチョイスが多いなと思う部分もあったが、コンセプトを考えれば、そういうストライクゾーンの広いものが相応しいのはよくわかる。読んだことのある本もあるが、全く知らなかった作品もあり、また積読が増える予感がする。いい本だった。2024/07/10
nago
1
自分が15歳だったらガイドされた内容ほとんど理解できなそうだけど(現に今でもよく分からない章もあった)、読みたくなる本がたくさんあった。『アドルフに告ぐ』、『敗戦後論』、『進化しすぎた脳』、『言語と行為』、『ラディカル・ミュゼオロジー』、『女の仕事』などなど。執筆者自体にも興味が湧く。特に、森弦斎(哲学/思想史)のツァラ『ムッシュー・アンチピリンの宣言』の章、ダダの紹介が面白すぎて吹いた。本読む時間をとらないと。2024/08/02