出版社内容情報
人類学、数学、美学、政治学、生物学、歴史学……さまざまな領域で〈思想〉は自らが身を置く〈現代〉の課題に対応し、たえず練磨されてきた。だとすれば、ますます混迷を極めるこの社会において、知はこれまでとは違う新たな言葉をさらに紡ぎ出す必要も生じているだろう。本誌刊行50周年を迎える今、これからの50年を多様な角度から照らし出す記念号。
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読書という航海の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ショア
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2023年1月 特集 知のフロンティア 現在進行形の社会課題に知のフロンティアである領域専門家達が論考し読者に問いを投げかける。コロナ禍における社会倫理は統治者目線に偏って語られすぎていないだろうか。軽々しく倫理観を語るのではなく、まさしくタレブ曰く他者のためにリスクを冒す勇気と繋がるものを感じる。近代仏教の話は共感とともに興味深い。2023/01/07
maki
1
2点■強い制度志向と倫理の・・・:この手の論点で行き詰まったら、個人や社会に向き合うのではなく人間が生物(自然の法則)であることに立ち返る必要があると常々考えています。いずれにしても興味深い論点であった。■量子情報の時代へ:当分野で私は1愛好家に過ぎないが「猫議論」「二重スリット実験」「粒子と波動の二重性」等について、先般やっと理解できたと思っていた。・・・のに「裏街道」とはいかに。情緒不安定になりそうです。ただ「愛好家」として引き続きの楽しみを得たことも事実です。2023/09/24
G.D
0
個人的にはオラリティに関わる文献が興味深かったです。2023/02/05