感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
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松井孝典「銀河系地球・惑星物理学の時代」(77頁~)で、著者は高校時代、寺田寅彦の随筆はよく読んでいたという。寺田寅彦によってはじめられた地球物理学は、彼一代で終わったという(78頁)。また、津田一郎「カオス理論から見た心脳研究の私的遍歴」(86頁~)で、8 記憶と思考のダイナミクス(98頁~)に目が留まった。記憶と思考は人が物毎を知覚、認識、判断、行動する全過程に関係する基本的脳機能とのこと。強化学習によって、ヒトの推論である三段論法に近い推論をサルは行ったとしている(99頁上段)。2016/08/29
夏みかん
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やっぱり素粒子系、高エネ系の話がほとんどだった。現実の物理学者って物性系のが多いのになあ。。ネタとしてウケが悪いからかな。複雑系の津田先生がかろうじて物性よりだと思うし面白かったけど、もうちょっと他にも物性系の物理学者もとりあげてほしかった。高温超伝導とかメゾスコピック系の話とか今はどうなってるんだろう?たまにはちゃんとした専門書も読んでみないと駄目かな。2017/07/30