現代思想 〈第43巻第12号〉 特集:戦後70年

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  • サイズ キク判/ページ数 246p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784791713035
  • NDC分類 105
  • Cコード C9410

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

19
佐藤文隆先生「京大同学会『綜合原爆展』」(20頁~)。1951年夏のこと(23頁下段)。農学部では「稲などの植物に対する影響」(25頁上段)。小熊英二教授と原武史教授の討議「生きられた戦後史をたどる」(98頁~)が目を引いた。聞き書きという方法。上野千鶴子氏とともに鶴見俊輔さんにインタビューをした『戦争が遺したもの』新曜社2004(小熊教授99頁上段)は読んでみたい。原教授によると、聞き書きの難しさは、内容を検証できなければ証言を信じなければならなくなるということ(115頁中段~)。2015/09/12

Mealla0v0

2
ひとまず、アーロン・モーア「「大東亜の建設」から「アジアの開発」へ」を読む。『大東亜を建設する』の続編にして、夭逝のために描かれることのなかった戦後日本の技術的想像力に関する論考の序章。戦後、ODAという形で、日本は東南アジア諸国に技術援助を行うが、それは「大東亜共栄圏の建設」を多くの点で引き継ぐものであり、汎アジア主義的な言説が公に語られていた。ただし、冷戦秩序の中でアメリカの帝国主義の仲介者という新たな位置づけが加わっていたことも注意深く指摘されており、この点は単なる連続説ではないという意味で重要。2021/07/25

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