感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
24
亀山郁夫「ロシアはどこへ向かうか」(28頁~)。マレーシア機の問題は本号発刊後発生した。ロシアとウクライナの関係は、ソ連崩壊から約四半世紀厳しい試練(28頁下段)。ロシアにとって資源を武器に、アメリカと EUの影響力から距離をとり、アイデンティティを守るかが問題(30頁上段)。沼野充義氏は、ウクライナは国家、民族として自明でなく、史的にも流動的・中間的(41頁下段)。曖昧模糊として国家像。クライには端、縁という意味から国、地方に転じている。 2014/07/31
かもめ通信
7
ロシアのクリミア併合を受けて刊行された特集号。マレーシア航空機事件が起こる前に執筆されたものではあるが、社会科学系の研究者だけでなく、リュドミラ・ウリツカヤや亀山郁夫など、作家や文学者たちの寄稿やインタビュー、対談などが掲載されていて、いずれもかなりの読み応え。それぞれ、異なる立ち位置から発せられる言葉の数々が、問題の複雑さをより鮮明に浮き上がらせる。2014/09/12
A.Sakurai
2
ウクライナ危機のさなか、ネットで頻繁に推奨されているので読んでみた。際立って印象的だったのは松里公孝さんのクリミア政治状況の解説。現場、当事者に立ち会ってのレポートなので生々しい。政治状況がどういうメカニズムで動いているのかは国どころか地域ごとに千差万別なので部外者には想像しにくい。クリミアもかなり複雑で、分かりやすく解説してくれているが、それでも理解の及ばないところが多い。まだ見えていないことも多そうだ。少なくとも自分の周りと比べるのは無理があるということは分かる。2014/08/22
よこ山
1
ウクライナでの民間機撃墜事件の少し前に発行された本。一言でウクライナの歴史といっても、あまりに多層で複雑なのが分かる。ある意味イスラームとイスラエル以上かもしれない。2014/07/24
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- 和書
- ふたつでひとつ