感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょに
5
ちょいちょい摘み読み。要するに「経済学」は主知主義的であり過ぎる。ポランニーとバタイユをもっと真剣に読むべきで、アリストテレスまで遡り経済学のディスクールとは一体何なのかを一度しっかりと問い直せ、という西谷修の最近の主張には大いに与するし、指摘続けることは依然重要なのだけれど、何も変わらないのも事実だろう。統治性や立て-組みなんていう名も古くからあるが、役に立ったことはあるのだろうか。2009/08/06
小鈴
1
水野和夫「近代の終焉と脱“近代”経済学」64-77。この前拝聴した講演会の内容の一部に触れていたので、改めて理解を深める。マクロ経済学の素養を身に付けなければ。現代「思想」なので、平井とか塩野谷とかの論文もなきゃいけないとは思うが、今問うべきことでもなく、今更感。経済学者とエコノミストの違いってよくわかりませんが(笑)、大学教員の経済学者はナマクラになってないか。2009/08/07