感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
またの名
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少女と題し現代思想用語をふんだんにまぶして比喩的に女の子に悪戯するロリコン心をポエムしてる論考に対し、ちょっと適切な感想が出てこない。しかし世間の尺度から見れば異常な倒錯でも狂気でも哲学にまで高めたドゥルーズにとっては、そんな変態論考もまたスピノザ・ニーチェ主義や超越論的経験論を扱う論文と並ぶだけの価値を保有する(はず)。ちゃんとした哲学研究書になってるスピノザ論に比べ、同時に提出された『差異と反復』は妄想なのになんで学位が取れるのかと対談者が漏らす声は、なんで少女詩を掲載してるのかという問いと響く問題。2018/02/08
Yuki
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宇野邦一・田崎英明/G.アガンベン/大﨑晴美/江川隆男/大塚直子2024/11/28