出版社内容情報
『リング』『呪怨』の公開から20年あまり。今秋にも続々と話題作の公開が予定されてる。いまも“Jホラー”の文脈はたしかに息づき、ジャンル映画以上の形式を確固としたものとしながら、さらなる実験をつづけている“Jホラーの現在”を特集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
70
一世を風靡したJホラー。それの現在を俯瞰し解説した一冊。とはいっても批評の対象が映画だけに絞られているのは残念。日本のホラー映画、最近あまり見てないからなあ。一読して思うのは『リング』の圧倒的な影響力と、未だその影から抜け出せていない日本のホラー映画の現状。何せ収録されている文のほとんどがリングに関するもので、それ以降のものは『呪怨』や『仄暗い水の底から』とかの数少ない例外以外は、思想性、作家性が高いものばかりだし。この辺、ユリイカだなあ。あの時代体験した者としては、もう一度頑張って欲しいものです。2022/10/19
しゅん
13
山本浩貴(いぬのせなか座)『死の投影者による国家と死』が圧倒的。ホラーが際限なき法のループ(差別意識や自己嫌悪の無限化)となるとき、いかにそのループから逃れる表現が可能になるかを、比類なき緻密さで描きだす。山本論考は、霊の感触を体感してきた少数者(=霊的マイノリティ)の霊障感覚を映画で表せるかという問いを提出する三宅隆太の論と共振しているように思った。その共振性は、ホラーの構造によってより周縁に置かれる者の「恐怖」を考えざるを得ないという点においてうまれる。2023/02/24
mittsko
9
新参の怪談研究者として、大変ためになる一冊だった 知らないこと、考えてもみなかった視角、文体など 学ぶことだらけ、メモしたいことだらけで、読むのにすごく時間がかかった…(=゚ω゚)ノ ※ 企画説明の文章はどこにもないが、どうやら、高橋洋脚本・監督の映画『ザ・ミソジニー』の劇場公開が間近なのをうけての特集であるようだ(実際、同作は2022年9月9日に公開した) あえて高橋洋論ではなく、氏が牽引者の一人となってきた「Jホラー(とくに映画)」の全体をフィーチャーするというアプローチ 洋特集もいつかぜひ!2023/07/18
佐倉
4
Jホラー回りについての特集号。『恐怖にアクセスするための回路』のレギュレーション(あるいはルール)のランダム性の話、人文地理学で近年のJホラー作品を論ずる『地理学で読み解く『呪怨』と恐怖の村』、異世界へ行く方法のルーツとポケモンの「なぞのばしょ」バグとの類似を言及する『村と駅』などが印象に残る。芦花公園先生や寺内監督の筆による記事もあった。ザ・ミソジニーの記事が多めだが未視聴なのでスルー。2022/09/09
junne
3
怪談系って映像も活字もノーチェックだったんだけど、それではいかんなあ2023/04/27
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- 勉強が一番、簡単でした - 読んだら誰…




