出版社内容情報
イラストレーターで、装丁家で、エッセイストの和田誠の作品は確かに「文化」であった。一時代を築いたクリエイターの追悼特集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
16
和田誠さんの仕事が丸わかりの追悼増刊号です。やはり、話の特集に関する話題と、もじりの集大成「倫敦巴里」の話題は外せませんね。ナナロク社の「もう一度倫敦巴里」は私も喜んで愛読しつくしてこれからもおりに触れて何度も読むと思います。そして、週刊文春の表紙、一切の活字を表紙から追い出したのが本人の功績だったと知りました。バーコードにも嫌悪感を抱き、戦いました。優しいけど、怖いと誰もが語っているのが印象的でした。サービス精神が旺盛で皆で楽しくお喋りする為なら喜んでやって下さる方でした。ご冥福をお祈りします。2020/02/01
まさやん80
4
和田誠さんの追悼特集。 僕にとっては、和田誠さんはまずは星新一のショートショートの挿絵の柔らかさに魅了され、それからキネマ旬報の「お楽しみはこれからだ」でその博識ぶりに驚き、以後絵本や画集などを目にしてきた。そんな和田さんの追悼特集号。 和田さんの若かりし頃の逸話(中でも横尾忠則さんの追悼文がいい)や、話の特集に深く関わっていたこと、若い作家を支援していたことなどはこの特集で知った。ご冥福をお祈りします。2020/10/18
BJ
0
16002020/05/25