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ユリイカ詩と批評
中上健次 - 21世紀の小説のために

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  • サイズ A5判/ページ数 237p
  • 商品コード 9784791701834
  • Cコード C9490

出版社内容情報

『ユリイカ2008年10月号』 


■ザナドゥーへの道*7
  月の上からペキンを見れば ミラ・チョ・チョ・ラスモ / 中野美代子

■ 「即興の」 解体*6
  「即興」 の最大の敵 2 / 佐々木敦

■神話社会学*3
  大きな物語から神話システムへ 3 / 福嶋亮大

■詩
  殺虫の詩 / 松本圭二

特集*中上健次 21世紀の小説のために

【単行本・全集未収録エッセイ】
花の吉野詣 / 中上健次

【中上健次、記憶と記録】
「比類なく美しい時代」 を生きるということ / 蓮實重彦
「直くたくましき性さが」 について 上田秋成と中上健次 / 渡部直己
熊野大学夏季セミナー 1993‐2008 全記録 / 高澤秀次

【徹底討議】
父殺しの喪失、母萌えの過剰 フラットな世界で中上健次を読み直す / 東浩紀×前田塁

【中上健次の八〇/〇八年】
「三」 へと続く 「路地」 / 斎藤環
物語の 「うつほ」 中上健次 『宇津保物語』 論 / 安藤礼二
中上健次の向こうへ
 ヤンキーレボリューション&オタクテロリズム2008 in my めろん先生。 / 海猫沢めろん
売り飛ばしたいほどいい女 『軽蔑』 の真知子をめぐって / 五所純子

【インタビュー】
「文学の獣」 の不在 『エレクトラ』 の余白に / 髙山文彦 [聞き手=編集部]

【アルバム】
素顔の中上健次

【「路地」 と 「物語」 の現在】
路地はどこにでもある Roji: She comes in colors everywhere / 仲俣暁生
激情から路地へ 中上健次 『十九歳の地図』、『熊野集』 / 渡邊英理
土地をもたない歴史の可能性 中上健次の 「地図」 について / 中田健太郎
地図のように仮面のように 「路地」 のエコロジー/エソロジー / 渡邉大輔
中上以後 土地と物語の関係 / 中沢忠之

【文学と映画/ジャズ/演劇】
サーガのあとに 中上健次 『異族』 とウィリアム・フォークナー 『寓話』 / 大和田俊之
「破壊せよ、とアイラーは言った」 なんて言わせないよ。ぜったい。 / 大谷能生
液体と視線の劇 『枯木灘』 をいかに演出するか / 松井周

【資料】
主要作品解題 固有名と語り / 高澤秀次
中上健次略年譜 / 編=高澤秀次

■今月の作品
  長谷部裕嗣 石井格 このみ真帆 / 選=辻井喬

■われ発見せり
  本棚に潜む男 / 春日武彦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スミス市松

4
“中上健次とその作品にまつわる諸々”は前世紀中に語り尽くされた感があり、基本的に本誌の各評論も当時の域を出るものではない。とはいえ、冒頭の東浩紀・前田塁対談において「グローバルかつフラットな世界で発生している匿名的/寓話的文学作品の先駆的な形態のひとつとして『異族』を読み直す」ことから中上を再考する本誌は、この現代において彼を追いかける「とっかかり」としては充分ではないかと思う。評論も渡部直己などおなじみの顔ぶれのみならず、海猫沢めろんや大谷能生といった“新しい血”も注入されており、どれも興味深く読んだ。2012/01/28

ふくぅ

1
中上健次さんの特集ということで購入。2014/06/03

astrokt2

0
未レビュー2009/05/30

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