感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぞしま
17
1998年1月のタブッキ特集号。もちろんタブッキは存命、須賀さんはその後の命を奪う病魔の時にあった…そんな二人の魂の交換と呼べるような対談が収録されているという一点においてだけでも本書には量り知れない価値がある。その約14年後のタブッキ没後のユリイカの特集では、和田さんと堀江さんが対談を行い、在りし日のタブッキと須賀さんの対談を振り返る。そのときのタブッキと須賀さんは甥と叔母のような関係性だったと…二人は結局同じ年頃で亡くなったと……二人は二人に対して最大限の愛惜を送る…涙でページがかすんでしまう2016/09/26