出版社内容情報
日本の仏像の見方を日本を代表する250枚ほどの写真と、ていねいなイラストでわかりやすく紹介! ①如来(釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来…)、②菩薩(聖観音菩薩、十一面観音、先手観音、弥勒菩薩…)、③明王(不動明王、愛染明王、金剛夜叉明王…)、などなど。
内容説明
国宝・重要文化財多数。250点超!迫力の仏像写真。
目次
第1章 如来
第2章 菩薩
第3章 明王
第4章 天部
第5章 神・高僧
第6章 仏像の歴史
著者等紹介
薬師寺君子[ヤクシジキミコ]
1971年、愛知県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程芸術学(美術史)専攻修了。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程芸術学(美術史)専攻単位取得退学。2000年より豊島区立郷土資料館社会教育指導員。2006年より東京文化財研究所研究補佐員。現在、昭和薬科大学非常勤講師(薬学教養教育系)として「日本の文化・芸術の探求」を担当。専門は日本美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chantal(シャンタール)
85
仏像が好き!なんて言いながら、仏像の種類とか見分け方とか、何のための存在なのかとか、ほとんど知らないで何気なく見仏していた自分を反省。題名の通り、沢山の写真や図鑑でシロートにも分かりやすく解説されている。その写真を眺めているだけでも満足、満足。これからは見仏の時はその姿形をしっかり見て「これは大日如来ね」などと呟きながら、自己満足に浸りながら、楽しんで見仏できそう?2018/12/22
kana
37
全く知識ないところからの仏像本2冊目。こちらもすばらしかった。種類別に仏像写真が掲載。各写真横に何時代・何県・どのお寺・仏像の高さ・重要文化財かどうか等の情報が記載されておりわかりやすく、さらに「ゆかし(古語で見たい聞きたい知りたい)」い気持ちが高まります。冒頭に年代別に台頭した宗派とその時代の仏像の特徴も体系的に整理してくれているので2冊目にして歴史的流行り廃りという感覚もインプットできました。難しい仏教用語は毎回ルビ付きなのもありがたい。いくら読んでも疑問ばかり増えていく、仏像の世界は奥が深い。2021/03/12
デビっちん
25
写真だけでなくイラストに解説が付されていてわかりやすかったです。ふわふわ朧気だった仏像の分類がスッキリしましたし、似たような仏像の識別も容易になりました。写真を見ていると、実物を見に行きたくなります。2018/01/21
keith
25
たくさんの仏像がわかりやすく説明されています。ほとんどの仏像にみられる喉元の3本のしわも「三道」といって悟りに至るまでの修行の三段階を意味するそうな。仏像は深いです。2016/04/29
ひさしぶり
18
やべえ、ちょっと作品の参考に眺めてたら見に行きたくなった。重文のユニークな仏像が滋賀県にまだまだある。大津市歴史博物館の企画展も偶然に見つけたし‥。博物館・美術館所蔵の仏像も常に公開されてないのが分かる。勿体ぶらずに見せてくれれば良いのにね。2020/09/29