内容説明
家紋の歴史から由来、使われ方、名字の起源までスッキリわかる!
目次
1章 家紋と名字の歴史学(家紋の源流と発祥;天皇から賜った「源平藤橘」が名字の祖 ほか)
2章 家紋と名字の人物学(平清盛;源頼朝 ほか)
3章 家紋と名字の社会学(現在の家紋の使用例;家紋の種類と分類 ほか)
4章 よくわかる家紋図鑑(植物紋;動物紋 ほか)
著者等紹介
網本光悦[アミモトミツヨシ]
フリーライター・歴史研究家。長年学習書の編集に携わったのち、フリーに。古典や歴史分野を中心に、雑誌やムックなどで執筆活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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森林・米・畑
24
古書店で何で?と思うくらい投げ物価格でした。見てるだけで家紋デザインの素晴らしさに魅了された。氏姓と家紋の関係や名字の起源、県市章や企業や校章なども紹介されていて面白かった。2024/11/03
Kentaro
22
徳川家康を例にその全体の名を分解してみると、徳川家康の名の構造は次のようになっている。 徳川(名字)右大臣(官位)源(氏)朝臣(姓)家康(実名)となる。名字は直径の家を表し、官位は幕府や朝廷から任命された位を表し、氏は親族集団、血族で引き継がれ、姓は、朝廷が個人に授けた位であり、実名は元服を迎えた際の名である。 氏は「源平藤橘」で有名な藤原氏からはじまり、藤原北家の嫡流の五摂家が家紋を継承していく。 1987年に第一生命が自社保険の契約者でコンピュータ算出したものが主にランキングに使われているようだ。2019/03/02
菊地
5
時代小説を読んでて最初の方にひっかかる名字・姓・氏・官職などの中世日本における複雑な「名字」の構造に関する説明が簡潔に行われていて親切。 家紋については一つ一つの濃度はともかく広く抑えてあり、「娯楽」本としてはやや面白味に欠けるものの「家紋」の資料本としては「使える」ので、「家紋」の本としては良い本だと思いましたね。資料として手持ちに置きたい。2023/01/01
Kavi
4
家紋についていろいろと知りたいことがあったので、この本に出会えてよかった。知りたかったことがだいたいわかったし、分かりやすい。2.5万種の家紋があり一家に家紋は1種と思っていたが、多数持っていることの方が多いそうだ。上杉謙信や織田信長など戦国武将たちの名字の由来と家紋の解説から入り、家紋のカテゴリーの解説、現在の家紋の変化、家紋の図柄の紹介など幅広く取り扱われていて、納得しやすかった。いい本に出あえた。おすすめ。2016/11/27
おっとぅ
3
これ1冊で、家紋・姓・名字・あざな・いみな等の今まで疑問に思っていたことが全て解消した。優しく良くわかる良い一冊だ。2018/01/25
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