内容説明
深夜の甲府市内で、オートバイの無謀運転に巻き込まれた乗用車がブロック塀に激突した。だが、運転者は姿を消し、後部座席からは若い女性の絞殺死体が発見された。どうやら殺人者が死体を運ぶ途中に起こした事故のようだった。アリバイ崩しの名手が贈る傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
26
短編8本収録。むむ、これはどれも微妙(苦笑)センセ、「たまには違うテイストで…」みたいなことを思わはったのか、らしくない作品が数本。SF系、ファンタジー系が苦手なワタクシにはつらいモノが含まれていた。ルポライター・浦上が出てくるやつも、尺が短い分、サクッと謎がとけてしまうし…。最後の「闇の箱根路」はそこそこ楽しめた。夫を刺した女と一緒になり、新たな土地でやり直すための資金を仕事場から盗んだ男。待ち合わせ場所へ急ぐ彼を襲ういくつかのアクシデント。逃げ切るためにとった大胆な行動が皮肉な結末へ導く…。2023/01/21
魔風
0
短編集 微妙な内容、侮蔑する意味での短編にふさわしい作品 二話目を少し読んで投げた 2022/08/12