内容説明
世にも美しい不思議な響きを持つ名の城砦の興亡の物語である。楠木正成の子孫、内ケ嶋為氏は白川郷の領主に移封され金山の開発に成功、約二百年も前から白川郷を支配していた正蓮寺という一向宗の寺を焼き討ち滅亡させる。やがて蓮如の白骨のお文により政教合体する。
目次
白川郷
寛正の大飢饉
天生の金山谷川
保木脇築城
帰雲城
正蓮寺炎上
荻町城
白骨のお文
蓮如
吉崎御坊
東山慈照寺・銀閣
照蓮寺復興
どぶろく祭り
政教合体
大文字送り火
三木軍来襲
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinobu Asakura Yamamoto
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鄙にも稀なる不思議な場所に美しき名の城跡の碑。しかし周りはなもない。白川郷に行くたびに通りかかる、気になって仕方なかったその城の所以、この本のタイトルが目に飛び込んできたのは運命の出会い!楠木正成の子孫、内ヶ嶋氏が治め金山で潤い、政教一体を成し遂げる過程がわかり易くワクワクする‼︎ しかも、毎年の楽しみのどぶろく祭りの所以も詳らかに!京都大文字焼きの名付けにも一役買っていたという内ヶ嶋氏。天災で跡形もなく消え日本のポンペイと言い伝えられる、というその詳細、下巻が楽しみ。2023/07/31
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