内容説明
信越本線を走る特急あさまで野尻湖へ向かった四人の男女。そのうちの一人が広尾の有栖川公園で死体となって発見された。被害者は予定を繰り上げて帰京した不動産会社の営業マンだった。捜査は怨恨の線で進められ、浮かび上がった容疑者は、被害者の同級生のカメラマンだったが、彼もまた数日後変死体で発見され、捜査は混迷をきわめた。死んだカメラマンから生前調査を依頼されていた雑誌編集者の古山ら「紅茶館」の面々は、難事件解決のため信州野尻湖へ向かったが―。
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- 和書
- 命の極み - 短歌集