内容説明
吉良上野介は生きていた。華やかな“仇討ち”の裏に隠されたからくり―。事件の謎の部分に鋭く切り込み、大がかりな陰謀を暴き出していく、その後の忠臣蔵。大胆な仮説をもとに、波瀾万丈のストーリーが展開する気鋭渾身の時代活劇巨編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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☆×4.0…怒涛のボリュームの作品でありました。時代小説で長めの作品を読んだのは平岩弓枝の作品以来かな。この作品は「もし吉良上野介が生きていたら…」と言う異説の元で話が進んでいきます。とにかく人の「醜さ」「あくどさ」と言う描写がたくみです。相手も一筋縄では行かない相手ばかりで最後の最後まで苦戦させられてしまいますので本当に何度気をもんだことやら…戦いもさることながら、一人の密命を任された男の恋もまた素敵なのであります。またとびきりの…ですからね。ただし、結末には不満が残るかも。2012/03/10
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