内容説明
統合失調症の解明に生涯を捧げた著者が、今伝えたい思いを込めた渾身の一冊。「その答えは患者さんのなかにある」と日々患者さんと向き合ってきた著者が、30年の臨床と研究を振り返り、心と脳が織りなす数々の難問に向き合った30年の歴史を語る。
目次
第一章 統合失調症の研究はなぜ難しいのか
第二章 答えは人の中に
第三章 人はものがたりを生きる
第四章 脳科学で説明できたこと、できなかったこと
第五章 心はどこに宿るのか
短編小説 松沢村幻譚
著者等紹介
糸川昌成[イトカワマサナリ]
1961年東京都生まれ。2018年東京都医学総合研究所 副所長。専門:精神医学、分子生物学、現在は人類学に興味を持つ。受賞歴:1989年毛呂山会長賞(埼玉医科大学)。1992年島崎・島薗・高橋学術賞(東京医科歯科大学)。2008年都知事表彰(発明発見)。2011年統合失調症研究会 最優秀賞。2016年ヘルシー・ソサエティ賞(日本看護協会)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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