内容説明
子どもや大人の複雑性PTSDにも有効な短期心理療法ナラティブ・エクスポージャー・セラピー(NET)。待望の日本ではじめての成書がついに刊行!NETの臨床実践をするセラピスト必携!日本にNETを導入した第一人者による最新の理論的解説とQ&A、そして日本のエキスパートが児童・成人の医療・福祉領域における実践例を詳しく解説した一冊。
目次
第1章 総論:NETを心理療法に生かすために(森茂起)
第2章 ナラティブ・エクスポージャー・セラピーの成人・医療領域における実践(荒川和歌子;野呂浩史;森茂起)
第3章 ナラティブ・エクスポージャー・セラピーの児童精神科領域における実践(大石聡)
第4章 虐待を受けた子どもへのナラティブ・エクスポージャー・セラピー(服部隆志)
第5章 ナラティブ・エクスポージャー・セラピーの児童福祉施設における実践(中村有生)
第6章 Q&A(森年恵;森茂起)
著者等紹介
森茂起[モリシゲユキ]
1984年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程退学。臨床心理士。博士(教育学)。1984年より甲南大学文学部専任講師、助教授、教授を経て、2023年より甲南大学名誉教授。(専門)臨床心理学、トラウマ学、心理療法、社会的養護、精神分析、戦争が個人および社会に及ぼすトラウマ的作用。(所属学会)日本心理臨床学会、日本トラウマティック・ストレス学会、日本子ども虐待防止学会、日本ソーシャルペダゴジー学会、日本精神分析学会、日本精神分析的心理療法フォーラム
野呂浩史[ノロヒロシ]
1988年、杏林大学医学部卒業。医学博士。札幌医科大学附属病院、国立療養所八雲病院、北海道大学医学部附属病院登別分院勤務を経て、現在、南平岸内科クリニック院長として精神科、児童思春期精神科、心療内科を担当。(専門)不安症の薬物療法および認知行動療法、解離性障害・トラウマ関連疾患などの心理査定ならびに包括的治療。(所属学会)日本精神神経学会、日本神経学会、日本臨床精神神経薬理学会、日本児童青年精神医学会、子どものこころ専門医機構の各専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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