内容説明
試験計画の着目点。有効性と安全性のデータの読み解き方。精神神経疾患を対象とした臨床試験の特徴。これらの解説により、臨床試験のデータを読み解き、日常診療に役立てる!
目次
1 臨床試験の計画(臨床試験のデザイン;臨床試験の目的、対象集団、そして治療法 ほか)
2 有効性データの確認ポイント(結果の安定性;モデルケースで学ぶ ほか)
3 安全性データの確認ポイント(安全性プロファイル;臨床的に重要な有害事象)
4 疾患ごとの臨床試験の特徴(統合失調症;うつ病 ほか)
5 臨床試験の結果の実臨床への適用:科学性と倫理性
著者等紹介
中林哲夫[ナカバヤシテツオ]
独立行政法人医薬品医療機器総合機構レギュラトリーサイエンスセンター研究支援・推進部企画調整課長。1994年に東北大学医学部を卒業。東京医科歯科大学や国立精神・神経医療研究センター等で精神科の臨床に取り組む。2000年に東京医科歯科大学で学位(医学博士)を取得。2007年より、医薬品医療機器総合機構(PMDA)で新薬の承認審査業務に従事。2009年から2011年まで、国立精神・神経医療研究センター治験管理室長、同トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援室長として、医師主導治験や橋渡し研究を計画し実施。2019年から現職にあり、新薬の承認審査、安全対策、健康被害救済の業務に従事。抗うつ薬と睡眠薬の臨床評価ガイドライン、医薬品規制調和国際会議(ICH)M3ガイドラインの策定に参加し、医薬品等の評価学が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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