出版社内容情報
誰もが聞きたいADHDの疑問にやさしく答える。ADHDの理解のために重要な科学的な基礎理論や医学的情報をわかりやすく紹介。本書は,自分があるいは家族がADHDではないかと疑っている人にとっても,専門家にとっても,役立つ手引書。この障害の診断と治療をめぐっては数多くの論争があるが,特定の学説や治療法に偏らずに,それらを公平に,わかりやすく解説する。誰もが聞きたいADHDにまつわる疑問にやさしく答えるスタイルで書かれているため,読みやすく,わかりやすい。ADHDのことを知りたい,すべての人のために。
ステファン・P・ヒンショー[ステファン ピー ヒンショー]
著・文・その他
キャサリン・エリソン[キャサリン エリソン]
著・文・その他
石坂 好樹[イシサカ ヨシキ]
翻訳
林 建郎[ハヤシ タケオ]
翻訳
内容説明
ADHD(注意欠如・多動性障害)について聞きたいこと、知りたいことに答えます。幼い子にありがちな落ち着きのなさや衝動的な行動と、ADHDの症状とは区別できますか?ADHDの一般的な原因は何ですか?脳の中では何か起きているのですか?どのような状況なら診察を受けるべきですか?特定の学説や治療法に偏らず公平に紹介し、科学的な基礎理論や医学的情報を分かりやすく解説する。
目次
第1部 現実を直視しましょう(ADHDとは何ですか、そしてなぜ関心をもつべきなのでしょうか;ADHDはどの程度広まっているのでしょうか;原因は何ですか;どうすれば自分がADHDかどうかがわかりますか;生涯にわたりADHDはどのように変わりますか;ADHDに人種差や地域差はありますか)
第2部 対策(治療薬はどの程度有用または有害でしょうか;行動療法はどの程度有用ですか、そしてどの種類の行動療法がもっとも有用ですか;ADHDの治療に役立つ他の治療戦略はどのようなものですか;「ADHD産業複合体」について何を知っておくべきですか;結論と推奨)
著者等紹介
ヒンショー,ステファン・P.[ヒンショー,ステファンP.] [Hinshaw,Stephen P.]
Ph.D.。児童青年期の障害についての国際的に認められた研究者である。また精神疾患のスティグマに取り組んだ研究もおこなっている。280以上の研究論文を発表し、12冊の著書がある。リチャード・シェフラー(Richard Scheffler)と共同執筆の近著に、The ADHD Explosion:Myths,Medication,Money,and Today’s Push for Performanceがある。UCバークレー校の心理学教授であり、UCサンフランシスコの精神科心理学部心理学科の副学長を務める
エリソン,キャサリン[エリソン,キャサリン] [Ellison,Katherine]
ピューリッツァー賞を受賞した記者であり、いくつかの著書がある。神経科学、学習障害、および教育について執筆している
石坂好樹[イシサカヨシキ]
兵庫県出身。1973年京都大学医学部を卒業後、公立豊岡病院で勤務ののち、1981年から京都大学医学部付属病院勤務、2005年から京都桂病院勤務、2016年から児童心理治療施設ももの木学園に勤務。専攻は臨床精神医学、児童青年精神医学
林建郎[ハヤシタケオ]
東京都出身。1970年上智大学外国語学部英語学科卒業。1970‐99年一部上場企業の海外駐在員として勤務後、科学技術専門翻訳家(英語、仏語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。