内容説明
全国優勝3回、準優勝4回。監督として甲子園最多勝利(68勝)をあげた名将・高嶋仁氏。智弁学園(奈良)、智弁和歌山を率いた48年の指導者人生で得た、チームづくりのノウハウを、高校野球取材歴20年のスポーツジャーナリスト田尻賢誉が88のセオリーとしてまとめた。智弁和歌山では公式戦ゼロ勝からのスタートで、甲子園初出場後も5連敗。どん底から頂点を極めるまでの過程で生まれた、勝負哲学のすべてを伝える。
目次
プロローグ 選手との距離感を大事にする
第1章 チームをつくる
第2章 準備と工夫
第3章 選手を育てる
第4章 戦術戦略
第5章 リーダーの姿勢
エピローグ 基本を大事に。量をこなす。やり続ける
著者等紹介
田尻賢誉[タジリマサタカ]
スポーツジャーナリスト。1975年12月31日、神戸市生まれ。学習院大卒業後、ラジオ局勤務を経てスポーツジャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やまさん
6
私の住む和歌山での高校野球の一時代を築き、昨年勇退した智弁和歌山の高嶋監督の勝つための88の法則。常に選手との対話、プレーでは基本の上に成り立っているセオリーであり「甲子園最多勝監督」として特別なことはしていない。 「雑用は監督自らする」「基本を大事に、量をこなす、やり続ける」は日頃のビジネスや受験勉強にも言えることかと思いますね!当たり前故に続けるのが難しい面もあります。高嶋氏が智弁和歌山監督引き受けた時期は和歌山では「甲子園春夏連覇の唯一の公立校」の箕島の壁を打ち破るまでにかなり苦労したのも事実です。2019/04/26
かずぴろ
2
・監督がいらんことしたらあかん。 ・高嶋監督が毎日10キロのランニングをしていたこと。自分も厳しいトレーニングをしているから、選手も厳しい練習についてこれるんだな。2019/06/08
じゃがたろう
1
辞めた今だからここまで公にできるのかな?髙嶋先生が現役のときに読んでいたらまた違った智弁和歌山の見方ができた気がする。髙嶋先生ほどの名将でも就任当時は苦労していたのか。日体大時代の秘話も信じられない。物凄い忍耐力と感じた。自分ではムリだと思う。真の胆力。真の一流。智弁和歌山の見方が変わるかもしれない本。このシリーズおもしろすぎる。2021/11/17