出版社内容情報
統合失調症の治療に関わる医師や多職種のために,「これで治療がうまくいく」という最適な解決策を示す。統合失調症の当事者や家族、治療に関わる多職種のスタッフに向けて、疾患の情報をわかりやすく、短時間で伝えるための1冊。千葉大学精神医学教室で蓄積された経験・知識をまとめ、実際に使用している情報提供ツールや最新の知見を余さず紹介。当事者にわかりやすく情報を提供するために、多職種のスタッフと共通の認識を持つために必読の書。統合失調症の治療に向き合い、悩む人たちに、「これで治療がうまくいく」という解決策を示す。当事者やご家族にとっても納得の1冊。
渡邉 博幸[ワタナベ ヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
統合失調症の治療に明日から活用できる「わかりやすい説明」と「知識の共有」。疾患の情報を短時間で、わかりやすく伝え、「これで治療がうまくいく」という解決策を示す。
目次
第1章 当事者と医療者の意思決定支援ツール(どんな症状が出るのですか?;頭のなかで何が起きているのですか? ほか)
第2章 統合失調症の急性増悪・再燃の特徴をどうとらえ、どう対処するか?(初発統合失調症における再発率の推移;統合失調症再発の主要因と対策 ほか)
第3章 抗精神病薬のほどよい処方量を考える(薬にはちょうどよい量がある;抗精神病薬の処方量を知る ほか)
第4章 抗精神病薬治療の最適化と適正化(薬物療法における最適化と適正化;精神科薬物療法のパラダイム転換 ほか)
第5章 統合失調症者の妊娠・出産をどのように支援するか?(統合失調症者の出産の年次推移;統合失調症妊娠はなぜハイリスクになるのか? ほか)
著者等紹介
渡邉博幸[ワタナベヒロユキ]
1992年3月に千葉大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院の精神神経科に入局。1998年3月千葉大学大学院修了、学位取得後、同年4月より同大学精神神経科助手となり、同講師を経て、2009年1月より、国保旭中央病院地域精神医療推進部長。2011年4月、千葉大学大学院医学研究院精神医学准教授。2013年10月、千葉大学社会精神保健教育研究センター特任教授。2016年4月より、特定医療法人学而会木村病院院長/同センター特任教授併任。主な研究・実践テーマは、臨床精神薬理学、多職種連携協働モデル等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。