出版社内容情報
1人の患者に費やせる限られた時間を有効に活かすためのさまざまな精神療法的アプローチを、経験豊富な臨床家たちが著した好著。
中村 敬[ナカムラ ケイ]
1982年、東京慈恵会医科大学卒業。現在、東京慈恵会医科大学附属第三病院長、同大学森田療法センター長、精神医学講座教授。日本森田療法学会理事長として、森田療法の国際化、外来治療における技法の開発、うつ病に対する森田療法の応用などに努めている。
内容説明
患者さんの回復のためには診察時間を長く取りたい…。しかし、待合室には大勢の患者さんが待っている…。そのような中でも、短時間での精神療法的アプローチは十分行える。経験豊富な臨床家が、その診療のエッセンスを紹介。
目次
座談会・日常診療における精神療法:10分間で何ができるか
統合失調症スペクトラム障害(統合失調症)への日常診療:10分間を有効に活かすための工夫
統合失調症スペクトラム障害および他の精神病院障害群に対する工夫とアイデア
双極性障害と関連疾患におけるポイント
抑うつ障害群への診療:初診・再診・終結について
不安症群の患者に対する精神療法的アプローチ
強迫症および関連症群への対応:OCD患者の面接について
心的外傷およびストレス因関連障害群に対する短時間の精神療法
解離症群患者に対する治療的スタンス
身体症状症および関連症状群に対する精神療法的関わり
摂食障害患者との出会いと別れ
睡眠―覚醒障害群へのアプローチ:睡眠衛生指導、CBT‐I、森田療法について
物質関連障害及び嗜癖性障害群への対処
10分面接によるパーソナリティ障害の治療は可能か?
おとなの発達障害(発達症):外来での精神療法と短時間化の工夫
発達障害のある子どもとの外来治療
著者等紹介
中村敬[ナカムラケイ]
1982年、東京慈恵会医科大学卒業。直ちに精神医学講座に入局し、主として森田療法に携わる。現在、東京慈恵会医科大学附属第三病院長、同大学森田療法センター長、精神医学講座教授。日本森田療法学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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