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出版社内容情報
治療をこばむ統合失調症をもつ人に、必要な治療や援助を受け入れてもらうための新技法LEAP(傾聴-共感-一致-協力)を解説。
ザビア・アマダー[ザビア アマダー]
ニューヨーク州立精神科施設・心理学ディレクター、コロンビア大学医学校・心理学教授。
60以上の論文を発表し、その文献は16ヵ国語に翻訳出版されている。
八重樫 穂高[ヤエガシ ホダカ]
2011年、山梨大学医学部卒業。2011年より山梨県立中央病院初期臨床研修医、
2013年より山梨県立北病院精神科後期臨床研修医。2016年より、山梨県立北病院
精神科医師として勤務。ニューヨークにてXavier AmadorからLEAPのレクチャーを受ける。
藤井 康男[フジイ ヤスオ]
1977年、慶応義塾大学医学部卒業。1978年4月、山梨県立北病院に勤務。1985年9月、医学博士を授与。1985年8月?1年間、フランスのバッサンス公立病院へ留学。2003年4月山梨県立北病院院長に就任。慶應義塾大学医学部精神神経科客員教授。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つなぐ
3
病態失認は統合失調症の脳障害がもたらす症状の一つであって、病気を否認しているわけではない事が前提として強調されています。そのうえで患者が困っている事を助けようとしている人物だと認識してもらい、信頼関係を築いていく方法を具体例で示しています。傾聴や受容的態度は精神科領域で強調される技術ですが、具体例通してみると、そうした知識があっても保険関係者は病気だから薬を飲まなきゃいけないのは分かりますかと一方的に押し付けてしまいがちである事がよく分かります。患者との信頼関係に基づく強制でない治療への良いガイドです。2018/03/21
ぽねろす
1
病識がない人を薬物療法などの支援につなげる技法について解説されている。動機づけ面接をもとにして開発されているらしい。まずは相手に共感を示し、信頼関係を築き、共同して取り組めることを探っていくというのが大まかな流れ。LEAPの流れは、精神疾患に限らず、相手の動機づけが低いいろんな場面に応用できると思う。2017/05/19
わか
1
図書館の新刊コーナーにあり。 飛ばし読みしたけど購入したい一冊。2017/02/22
hideko
1
病態失認。当然だと考えると対応も変わる。理解して返す傾聴は様々な場面で必要なのかも。謝り・完璧で無いことを認め・意見募集を認め合うことも。2016/08/14
嘉江☆海★山♫
0
図書館本。購入したいです。2021/12/20