内容説明
女性だけがもつ生殖能力、インプリンティングの力を、男性も女性自身も長く恐れてきた。しかし、いつの日か、女性は自責の念なくこの力を行使し、自らの真の内的価値を見出して、男性をも女性をも、地上の楽園に案内するであろう。我々は、自律性や個性を失うことなく、真実の愛において分かち合うのである。
目次
イヴの共謀
イヴの三つの段階
防衛としてのアンチテーゼ
インプリンティング
女性の身体がもつ力
「キリン女」またはラテンアメリカの「混乱したイヴ」
フロイディアンの女性
一孔仮説
基底的な損傷
肛門空間、子宮空間
魔力
錬金術
トーテムとタブー:男性の神から女性の神へ
女性性
混乱したイヴ
アダム
無実を立証されたイヴ
インプリンティングを越えて
著者等紹介
ロペス‐コルヴォ,ラファエル・E.[ロペスコルヴォ,ラファエルE.] [L´opez‐Corvo,Rafael E.]
ベネズエラおよびカナダの精神分析協会のトレーニング・アナリストおよびスーパーバイザーである。カナダ・モントリオールにあるマギル大学の元准教授であり、マギル大学ダグラス病院の小児・成人部門のプログラム・ディレクターであった。また、The International Journal of Psycho‐Analysisの前編集委員であった。精神分析に関するさまざまなトピックスについて英語とスペイン語で本を出版しており、17冊の本と多くの論文の著者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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