感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風眠
54
どうして伝わらないの?私が悪いの?苦しい、辛い、悲しい、もうどうしていいのか分からない。そんな風に私は、自分を責め、大切な人を責め、自分の意思では涙をコントロールできなくなり、眠れなくなった時期があった。鬱病かもしれないと受診したら、カサンドラ症候群からくる軽度の鬱と診断された。私も、彼も、何も悪くはなかったのだ。原因が分かって、らくにはなったけど、乗り越えていかなきゃならない事は、まだまだ沢山ある。簡単な事じゃない、でも、それでも側にいたいのだから諦めるしかない。それは一緒に生きるための、前向きな諦め。2018/04/18
海(カイ)
15
お気に入りさんの感想で、始めてカサンドラ症候群を知り、この本を読みました。そうか、アスペルガーと接している人にも苦痛に思うことがたくさんあったんだ、と思いました。最近、思うのです。アスペルガーをあまり理解していないように感じる彼と一緒にいない方がお互いが楽に生きられるのかもしれない!と。2017/03/09
まいこ
10
「カサンドラ」に興味があって借りてきたけど、むしろアスペルガーのいろんなエピソードに自分が共感してしまった。アスペの人は言葉を字義通りに受け取る・社交辞令が通じないからコミュニケーションがギクシャクするというけれど、では外国人はどうなるんだろう?はっきりものを言わない日本人のコミュニケーションの作法にイライラしていると思うけど。文化や作法によって障害の線引きが変わるなんて変な話。2015/11/19
まるちょう
6
カサンドラ愛情剥奪症候群について、マンガを交えて読みやすく書いてある。「アスペルガー症候群の夫は、妻と情緒的な相互関係を築けない。妻は、自分の「つらい」気持ちが夫に理解されず、しだいに消耗し、抑うつ、自尊心の低下、無気力など心身の不調をきたすようになる。こうした状態にまで陥ってしまうことを言う」・・帯の言葉。実話に基づく話だが、結局、離婚になってしまう。サラヨさんもヒデマロさんも、どちらもかわいそう。サラヨさんは、叫ばずにいられなかったんだろうな。いろんな意味で。2014/10/27
ひとひら
5
★★★やっぱり離婚かー。2014/12/27