臨床家がなぜ研究をするのか―精神科医が20年の研究の足跡を振り返るとき

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臨床家がなぜ研究をするのか―精神科医が20年の研究の足跡を振り返るとき

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791108350
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0047

内容説明

あすへの希望を信じて統合失調症の解明にいどむ精神科臨床医が研究をすることの内実を具体的に語る。

目次

第1章 ドーパミンD2受容体遺伝子の解析を手掛ける―かけだしの研究者の頃
第2章 統合失調症研究の難しさ―精神医学が避けられない自然科学の謎
第3章 精神疾患と進化―なぜ精神疾患はなくならないのか
第4章 精神科治療の未来について―夢を語る、そして夢の実現に向けて
第5章 医療従事者が燃え尽きないために―私が心がけていること
第6章 遺伝か環境か―セロトニンとグルタミン酸
第7章 アメリカ留学―初めて外国人になってみて
第8章 臨床医が研究する意義―新研修制度前の大学の日常から
第9章 論文の書き方―臨床家が研究の視点を持つとき
第10章 カルボニルストレス―一症例から始まった発見

著者等紹介

糸川昌成[イトカワマサナリ]
昭和36年東京都生まれ。平成元年埼玉医科大学卒業、東京医科歯科大学精神神経科研修医(融道男教授)。平成2年福島県四倉病院精神科常勤医。平成3年筑波大学人類遺伝学教室研究生(有渡忠雄助教授)。平成5年東京医科歯科大学精神神経科医員(融道男教授)。平成6年東京大学脳研究施設生化学部門研究生(芳賀達也教授)。平成8年Molecular Neurobiology Branch,National Institute on Drug Abuse,National Institutes of Health,Visiting Fellow(George Uhl教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

禿童子

31
放送大学の講義をたまたま耳にし、感銘を受けたので糸川さんの20年の研究の歴史をまとめた本書を読んだ。たぶん、後輩の精神科臨床医になる人たちに臨床と研究を平行して進めることの意義を説いた本とお見受けする。いたって読みやすい語り口で、埼玉医科大卒業後ただちに東京医科歯科大の医局に入り、指導教授の融道夫(とおる・みちお)氏から統合失調症患者のドーパミンD2受容遺伝子の変異を探す遺伝子解析を勧められたことから「研究をする臨床医」の道が始まる。受容体の塩基配列2700を全部読んだが最後の実験で偶然にも変異を発見!2019/10/14

ハトポッポ

0
本物の医者です。 糸川先生がたくさんいたらよかった。 魔法みたいに治せることはなくても、医学批判運動が起きなかっただろうなあ。 糸川先生の爪垢煎じて飲んでほしい。2016/12/19

伊勢田和良

0
糸川昌成「臨床家がなぜ研究をするのか」を読みました。 54才の精神科医・分子生物学者です。 統合失調症の遺伝子レベルの最新研究の足跡をドラマチックに描いた本です。 糸川先生は、世界ではじめてドーパミン受容体D2の遺伝子に異常があることが統合失調症を発症することを発見しました。 この間の経緯の記述は、かなり専門的で読むのに苦労しました。 将来的には精神疾患のオーダーメイド治療につながる端緒と期待されています。 驚いたのは、医学論文が世にでるまでの厳しい審査システムです。 長年に渡り実験研究を重ね、新たな成果2015/07/12

RS

0
物語性のある研究者、糸川先生。2021/10/09

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