内容説明
認知症とは、どういう状態をいうのか。どのように診断し、どのように治療するのか。国立精神・神経センターや地域の認知症専門クリニックで長年にわたり認知症に取り組む著者が、予防のための生活習慣の工夫、認知症の基礎知識などを詳説する。
目次
第1章 認知症に悩む人たち―カルテから見る生活障害(認知症、もの忘れ、うつ症状;認知症の原因となる脳疾患 ほか)
第2章 認知症にどのように対応するか(アルツハイマー病は緩やかに進行する;進行を抑える生活の仕方 ほか)
第3章 認知症を地域で支える(介護保険制度;成年後見制度 ほか)
第4章 心理社会的治療法で生活の質を高める―芸術療法を中心に(心理社会的治療法の4つのタイプ;感情に働きかける音楽 ほか)
第5章 認知症の発症を予防する生活習慣(身体運動は全ての基礎;食は百薬の長 ほか)
著者等紹介
宇野正威[ウノマサタケ]
1936年、東京都生まれ。1960年、東京大学医学部卒業。同大学精神医学教室に入局、東京都精神医学総合研究所を経て、1987年国立精神・神経センター武蔵病院(現・国立精神・神経医療研究センター病院)。1998年、同病院副院長。2001年退官。吉岡リハビリテーションクリニック院長となり現在に至る。2002年、東北福祉大学客員教授。日本老年精神医学会特別会員、日本認知症学会評議員、日本臨床美術協会理事長、臨床美術学会副会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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