研修医のための精神医学入門 (第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 107p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791106998
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

内容説明

「精神症状の捉え方の基本を身につける」ことは、精神科研修を始める際の必須の要件である。何事においても、基礎をしっかりと学ぶことが重要である。精神症状をどうとらえるかの修練を積むことがそれと言えよう。本書は、精神医学の基本事項を系統的にきめ細かく解説する。「発達障害」の項目を大幅追加。

目次

1章 精神症状の捉え方の基本(精神障害診断の手順;情報を得るための面接;定石による精神症状の捉え方)
2章 精神疾患に対する初期的対応と治療の実際(認知症(血管性認知症を含む)性老年精神障害
うつ病
統合失調症
不安障害、パニック症候群
身体表現性障害、ストレス関連障害
発達障害)
3章 デイケアなどの社会復帰や地域支援体制を理解する(地域精神保健福祉施策;社会復帰・福祉施策)
4章 精神保健福祉法および関連法(精神保健福祉法の目的;精神病院への入院形態;重大事件を起こした精神障害者のための「心神喪失者医療観察法」)

著者等紹介

石井毅[イシイツヨシ]
1925年岡山県倉敷市に生まれる。1949年岡山医科大学卒業、同大学精神医学教室。1954年東京都立松沢病院精神科医員。1959年老年痴呆(痴呆)脳の研究により医学博士(東京大学)。1965年米国クリーブランド、ウェスタン・リザーブ大学病理学研究所研究員。1970年米国ペンシルバニア大学神経学研究所研究員。1973年東京都精神医学総合研究所研究部長。1985年同所長。1991年北里大学客員教授(精神科)、相模台病院院長に就任。精神医学、老年精神医学、神経病理学の臨床および研究論文、著書多数。『神経病理学』『臨床精神医学』『老年精神医学』『Dementia Japan』編集委員歴任後、日本痴呆学会を設立、現在、名誉理事。1996年国際アルツハイマー病学会賞受賞。1997年勲三等瑞宝章受章

栗田広[クリタヒロシ]
昭和20年東京都に生まれる。昭和47年東京大学医学部医学科卒業、同大学医学部附属病院精神神経科医員(研修医)。昭和49年東京大学医学部附属病院精神神経科助手。昭和57年東京都精神医学総合研究所社会精神医学研究室副参事研究員。昭和62年国立精神・神経センター精神保健研究所精神薄弱部部長。平成4年東京大学医学部精神衛生・看護学講座教授。平成9年東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野教授。平成17年東京大学名誉教授、社会福祉法人全国心身障害児福祉財団・全国療育相談センター長。精神医学、児童精神医学の臨床および研究論文、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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