内容説明
「あきらめたらあかん!過食症・拒食症にかかったことは、自分の本質に気づき、能力を伸ばすチャンス!」。あくまで前向きに、本人の可能性や家族の力を信頼し、治療を進めていくセラピストたち。「両親のみでも治療をスタートできる」という画期的な治療を行ない、重症化した数多くの患者を快方へと向かわせている。新たな治療の可能性を示した、本人、家族、治療関係者必読の書。
目次
第1章 あきらめたらあかん、こんな私でも治るんや!
第2章 過食症・拒食症と家族の関係
第3章 「それでも治らない!」過食衝動との闘い
第4章 立ち直りの工夫と良くなるきざし
第5章 過食症・拒食症から立ち直った淀屋橋の卒業生
第6章 これからの過食症・拒食症の治療
著者等紹介
福田俊一[フクダシュンイチ]
1975年大阪大学医学部卒業。大阪大学精神神経科・大阪府立病院神経科で精神医療に取り組む。1981年フィラデルフィア・チャイルド・ガイダンス・クリニック(PCGC)にて家族療法を学ぶ。1983年淀屋橋心理療法センターを開設。1984‐1986年厚生省・神経性食思不振症調査研究班メンバー。2003年大阪大学医学部非常勤講師。淀屋橋心理療法センター所長。専攻は家族療法、精神医学
増井昌美[マスイマサミ]
1968年関西学院大学文学部卒業。シティ・バンク、N.A.大阪入行。1971年エンサイクロペディア・ブリタニカ東京勤務。1978年精神医療の翻訳に従事。1984年淀屋橋心理療法センター勤務、家族療法を学ぶ。同センター家族問題研究室長、ファミリー・セラピスト
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。