内容説明
第8巻は自閉症研究と実践のこの領域での、われわれの考えの進歩を反映している。1978年から2002年までに刊行された業績のうち8篇の論文が注意深く選ばれ、その著者らによる進展と達成の物語が読者に提供されている。かれらはそれぞれ異なった背景や理論をもっているが、しかしそのすべてが自閉症児にわれわれとのコミュニケーションを改善させるという共通のゴールをもっているのである。
目次
第1部 特集:コミュニケーション(展望:コミュニケーション障害としての自閉症;幼児自閉症と特異的発達性受容性言語障害の比較研究(4) 統語論および言語機能に関する分析
自閉症の対人関係障害の定義:非言語性コミュニケーション測定法の寄与 ほか)
第2部 自閉症と発達障害2002(自閉症の幅広い表現型の定義:遺伝学、脳科学、行動学の視点から;自閉症の脳体積と頭囲に対する年齢の影響;自閉症におけるミニコラムの病理学的研究 ほか)
第3部 自閉症をめぐる現状(当事者の声(8)切れないスイッチ
世界の自閉症協会(8)インドネシア自閉症事情
わが国の自閉症をめぐる状況(8)障害福祉制度改革と自閉症をめぐる現状(2))
著者等紹介
高木隆郎[タカギリュウロウ]
医療法人高木神経科医院、京都
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