出版社内容情報
《内容》 こころと脳は、相容れぬものではない。精神医学がそのどちらからアプローチしようとも、人間という存在に対している点においては、なんら変わりはないのだ。研究家・臨床家として長年の積む筆者独自の視点から精神医学について語ったエッセイ。
内容説明
こころと脳は、相容れぬものではない。精神医学がそのどちらからアプローチしようとも、人間という存在に対している点においては、なんら変わりはないのだ―。研究者・臨床家として永年の経験を積む筆者独自の視点から、精神医学について語ったエッセイ。風趣に富む語り口で、その精粋を伝える。
目次
笑いの中枢を求めて
棘波をもった健康人
ヒトα波のセルフコントロール
意識について意識した頃
概念の変遷と視点
似て非なるもの
定型vs非定型
分裂病様のこと
砂上の構築
治療者迷妄〔ほか〕
著者等紹介
細川清[ホソカワキヨシ]
1931年広島県に生まれる。1955年東京大学文学部独文学科卒業。1961年岡山大学医学部卒業。1968‐70年アメリカ合衆国ウィスコンシン州立大学医学部神経科に留学、2年6カ月。1979年岡山大学助教授医学部(神経精神医学)。1983年香川医科大学教授医学部(精神神経医学)。1991年香川医科大学副学長、付属病院長。1997年退官。1997年‐香川医科大学名誉教授。万成病院名誉院長。1973年日本脳波筋電図学会評議員。1978年日本心身医学会評議員。1979年日本てんかん学会評議員。1979年日本精神神経学会評議員。1993年日本てんかん学会理事
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