内容説明
精神医学の歴史の中には、ほとんど知られていない数多くの興味深い逸話がある。これらは医学史の客観的な記述や分析からは到底得られない。本書は、精神医学史におけるこのような容易に得られない話、一風変わった話などに光を当てたユニークな逸話集である。ピネル以前における精神病患者への人間的かかわり、コノリーの『非拘束』の真実、フロイトと精神科医たちとの出会い、ロバート・ムージルのローマ精神病院の描写、チャップリンの分裂病の母への思い、薬物その他治療法の精神科医自身による自己実験…等々、70を越える逸話が盛られている。
目次
1 1750年以前
2 1750年‐1800年
3 1800年‐1850年
4 1850年‐1880年
5 1880年‐1910年
6 1910年‐1940年
7 1940年‐1990年
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- 和書
- 他動性の通言語的研究