内容説明
自閉症はどこまでわかったか?自閉症の認知心理学的研究の最前線をわかりやすく解説。さまざまな論文のデータを解析し、批判的に検討。そしてこれまでの研究の問題点や今後の課題を明快に示す。
目次
第1章 序論
第2章 自閉症の歴史
第3章 行動的レベルで見た自閉症
第4章 生物学的レベルで見た自閉症
第5章 認知的レベルで見た自閉症―心を理解すること
第6章 認知的レベルで見た自閉症―心の理論に代わる案
第7章 少数の才能ある者たち
第8章 アスペルガー症候群
第9章 自閉症と自閉症ではない関連障害
第十章 残された謎、今後の展望
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
平野 昌美
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漸く読み終わった(^^;) 自閉症の歴史と心の理論について、面白く読みました。 日本はもちろん世界各地の民話には、自閉症と思われる人物が登場して、かわいそうなことになることもあるし、思いがけず幸運をつかんだり、死神から母親の命を救ったりと、世の中にちゃんと受け入れられながら生活していたのですね。 この本が日本で出版されたのが、1997年。 今年で18年になるけど、その間、自閉症についての新しい発見があったわけじゃない。まだまだ分からない事ばかり。 この本の締めくくりも、もっと研究が必要だということ。 2015/10/13
walden4
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トートロジーに陥りやすいわかったようでわからない本