内容説明
迫り来る高齢化社会の老人たち、あるいは身体障害者や精神障害者の人たちにとって今の社会ははたして生きやすいものだろうか。社会的弱者が外側に追いやられる仕組みでは高齢化社会の問題も障害の問題も解決することはできないのではないだろうか。共に生きる社会をめざした新しい障害論。
目次
第1章 なぜ障害か
第2章 障害にかかわる基本的理解
第3章 障害を語るために
第4章 救済と隔離
第5章 人と人
第6章 二つの愛についての考察―家族を理解するために
終章 共存の哲学は可能か―他者理解と利他の心