内容説明
これから急速に増大する老人の医療と福祉の問題は、「正常な老い」と「異常な老い」に関連して、予防と早期診療の2面から、積極的になされることが大切である。痴呆性老人の入院または施設入所については、老人保健法における自由制限など法的規制が早急になされる必要がある。「老人核家族率」の急増への福祉対策として、小人数のスモール・グループ・ホーム(SGH)を各地に作り、地域の人々との交流の場となることを提案したい。
目次
症例の紹介(生物学的要因による障害が大きい例;人間学的要因による障害が大きい例;作話的妄想発展)
正常な「老い」と異常な「老い」
痴呆疾患の中核精神症状と周辺精神症状
「老い」の神経心理
老年期のうつ状態(気物障害)とその周辺
老人性痴呆疾患の問題行動
老人と家族の問題
医療介護
老化を防ぐ心身の健康管理
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- 和書
- 画の悲み エコトバ