内容説明
人々の生きづらさに触れ、支える営みを学ぼう!各章の問いから、社会福祉学の視点を知る。仲間と議論し、何ができるかを考える。ワークシートで、論点や意見を整理する。個人の生きづらさを、社会との関係から捉える。
目次
序章 「生きづらさ」とは何か?―生きづらさに向きあう実践の学
第1部 生きづらさのリアルに迫る(夏休みにやせる子どもがいるのはなぜ?―子どもの権利、格差、子どもの貧困;集落に住みつづけるのはなぜ難しい?―コンパクトシティ、周縁化集落、地域住民のエンパワメント;認知症になると何もわからなくなるの?―認知症、意思決定支援、権利擁護;なぜ人がもののように売られるの?―人身売買、児童労働、外国人労働者の搾取)
第2部 「排除」のある社会を問う(なぜ路上で暮らす人がいるの?―居住、貧困、社会的排除;障害者はなぜ施設に住んでいるの?―優生思想、出生前診断、脱施設化;好きになる性は異性だけなの?―性的マイノリティ、異性愛主義、パートナーシップ制度;虐待された子どもはどうなるの?―社会的養護、子ども虐待、ライフチャンス)
第3部 支えるという営みを考える(罪を犯した人は幸せになっていいの?―地域生活定着促進事業、ソーシャル・スキルズ・トレーニング、幸福追求権;被災者の命と暮らしをどう支えるのか?―被災者支援、危機介入、レジリエンス;難民の暮らしは誰が支えるの?―在留資格、人間の安全保障、グローバル・イシュー;多文化共生社会にどう向きあうべきか?―マイノリティ、同化政策、脱植民地化思考)
終章 これからの社会福祉学はどうなるの?―変わりゆく社会で人々が幸せに生きるために
著者等紹介
與那嶺司[ヨナミネツカサ]
武庫川女子大学心理・社会福祉学部教授
渡辺裕一[ワタナベユウイチ]
武蔵野大学人間科学部教授
永野咲[ナガノサキ]
武蔵野大学人間科学部准教授。主著に『社会的養護のもとで育つ若者の「ライフチャンス」―選択肢とつながりの保障、「生の不安定さ」からの解放を求めて』(日本社会福祉学会奨励賞(単著部門)・損保ジャパン日本興亜福祉財団賞、明石書店、2017年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 今日の詩論 (増補版)