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内容説明
好きなメディアのことをレポートに書いたら、「これではレポートになっていません」と言われた!?本書では、核心にせまる問いを立て、調べ、分析するという、メディア研究に必須のプロセスを理解することができます。自分で考えるのはもちろん、仲間と一緒に考えることも、著者の考察から学ぶこともできる、体験的入門書!
目次
なぜメディアを研究するのか?―複雑な世界をとらえるために
第1部 プラットフォームから社会を見る(ネットは「みんなの声」を伝えているか?―情報の選択的接触、エコーチェンバー、世論の分極化;なぜフェイクニュースが生まれるのか?―ソーシャルメディア、ミドルメディア、フィルターバブル;スマートフォンは写真をどう変えたのか?―写真史、ヴァナキュラー、モビリティーズ;美容整形は個人的なことか?―身体の社会学、言説、テキストマイニング)
第2部 “home”からメディアを見る(CMのジェンダー表現はなぜ炎上しがち?―広告、性役割規範、視聴者の多様な読み;障害者は「がんばる人」なのか?―テレビ表象、感動ポルノ、障害学;女性被害者は本当に多いのか?―客観的現実、ラベリング、ジェンダーバイアス;健康の不安はメディアで解消されるのか?―信頼、リスク報道、食の社会学)
第3部 メディアで境界を越える(「外国人」選手はなぜ特別視されるのか?―異文化表象、南北格差、スポーツにおける人種化;クールジャパンって本当にクールなの?―国家ブランディング、グローバル化、セルフ・オリエンタリズム;K‐POPは誰のものか?―文化コンテンツの越境、ポピュラー音楽のジャンル、ファン文化)
第4部 メディアで記録/記憶する(グーグルマップは世界を描いているか?―パーソナライゼーション、監視社会、場所性;メディア経験から何がわかるのか?―オーディエンス、アイデンティティ、ライフストーリー;地域の記憶は誰のものか?―地域創生、ステレオタイプ、デジタルストーリーテリング)
「メディアスタディーズ」の現在とは?―批判的思考に裏づけられたレポート作成のために
著者等紹介
石田佐恵子[イシタサエコ]
大阪市立大学大学院文学研究科教授
岡井崇之[オカイタカユキ]
奈良県立大学地域創造学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。