内容説明
“さびしさ”におびえていませんか?SNSにふりまわされるのはなぜ?本当に孤独な人は孤独を知らない?ジンメルの『社会学』や『ヨブ記』『明治大帝』『孤独な群衆』『哲学する民主主義』などの古典をたどりながら、さびしさとともにある生を考える。
目次
1 “さびしさ”を問いなおす(社会の余白に生きること)
2 “さびしさ”を読む(宗教学から―「さびしさ」をもたらす思想 「ヨブ記」(『聖書 聖書協会共同訳』)
歴史学から―孤独な天皇の生涯 飛鳥井雅道『明治大帝』
教育学から―「ぼっち」恐怖の正体 デイヴィッド・リースマン『孤独な群衆』
政治学から―「ひとりでボウリングをする」と民主主義は衰退する?ロバート・パットナム『哲学する民主主義』他)
著者等紹介
笹尾佳代[ササオカヨ]
同志社大学大学院文学研究科(博士)。神戸女学院大学文学部総合文化学科准教授。専門は日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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