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内容説明
世界の知識を自由に駆使し、人生を豊かにしよう!人類の知識を本という形で今に伝える図書館。未来に伝える知識のカタチはデジタル時代にどう変容するのか。図書館情報学を「知識の伝達と共有」という視座で新たに捉え直し、その魅力を多面的に解説したまったく新しい入門書。
目次
第1部 知識の宝庫、図書館(図書館の誕生と変貌;本が生まれる場所、育つ場所 ほか)
第2部 図書館の舞台裏(公共図書館のサービス;大学図書館の仕事と経営 ほか)
第3部 図書館のある知的な社会(マイノリティを支援する図書館;知識が活性化する場所 ほか)
第4部 図書館の向こうに広がる知識の宇宙(知識はどこにあるのか;分類を通して知識の体系をとらえる ほか)
第5部 21世紀の技術が示す知識のカタチ(1億件のデータから必要な情報を探し出す技術;検索と推薦の技術 ほか)
著者等紹介
逸村裕[イツムラヒロシ]
筑波大学図書館情報メディア系教授。文学修士。専門は図書館情報学、学術情報流通
田窪直規[タクボナオキ]
近畿大学司書課程担当教授。博士(図書館情報学)。専門は図書館情報学など
原田隆史[ハラダタカシ]
同志社大学免許資格課程センター教授兼同志社大学大学院総合政策科学研究科教授、国立国会図書館非常勤調査員。工学修士、文学修士。専門は、図書館情報学、図書館システム、情報システム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
33
ようやく読み終わる。学問の概要を掴みたい読者向け。2018/06/29
nbhd
14
ヤンキー図書館マンガ「税金で買った本」が面白かったので、副読本的に目を通してみた。全体的に、とてもマジメで近づきにくさがあったのだが…一方、図書館情報学のなかにも多様な研究分野があって、それぞれになかなかカッチョいい名付けがされていることを知った。例えば「情報資源組織論」、これなんかは、おそらく図書館システムの言い換えなのだけど、かなり硬派だ。あと、「知識資源のメタデータ」、「知識資源」という言い方も、僕にとっては新しかった。2024/04/30
ちぇけら
12
母校のにおいがぷんぷんする著者陣と語口。結局図書館情報学ってなんだったのだろうと学士を取ってからも思う。そしてここに資料として食い込んだテクニカルコミュニケーションの立ち位置。ぼくの仕事なだけに、頑張ってくれよテクニカルコミュニケーション。2018/06/08
軍縮地球市民shinshin
11
図書館てのは建物じゃなく、情報の集積基地なのねと納得。だから本以外の情報媒体も手広く扱う。そう紙の本に拘る必要はないという話だった。2017/05/29
キリル
9
従来図書館中心に説明されがちな内容が「知識の伝達と共有」という観点から多様なアプローチで説明されていて面白かったです。内容は濃いですが、とてもコンパクトにまとまっていると思います。執筆されている先生方も豪華でそれだけでも読む価値があると思います。図書館についてだけを学ぶのではない図書館情報学の魅力を知ることができる本だと思います。2017/05/17