内容説明
“支える”の奥深さから人間の本質に迫る!人はなぜ支えるのか?支えられるだけの人はいるのか?スタインベックの『ハツカネズミと人間』から『こんな夜更けにバナナかよ』まで多数な“支える”かたちをとりあげ、対談、エッセイ、ブックガイドの3つのスタイルを用いて「支えること」と「生きること」を結びあわせる。
目次
1 “支える”を語る(「ユーモア」で人を支える―笑いではぐくむ対等な関係;大切な人を亡くすということ―「支える」ということばを起点に;きれいではない“支える”現場―自立と摩擦がつむぐ豊かな人間関係)
2 “支える”を考える(社会福祉学から―他者を支えずにいられないのはなぜか?;国際関係論から―“主体性”を重視した援助の潮流;コミュニケーション論から―子育てひろばでの支え合い;アメリカ文学から―“支える”行為における人間関係の力学;日本語教育学から―聴覚障害を持つ人を支えるために;メディア論から―ジャーナリズムとともに「社会」を支える)
3 “支える”を学ぶためのブックガイド(“支える”現実を学ぶ;“支える”方法を学ぶ;“支える”人のつながりを学ぶ;“支える”しくみを学ぶ;“支える”豊かさを学ぶ;“支える”苦悩を学ぶ)
著者等紹介
與那嶺司[ヨナミネツカサ]
1974年生まれ。米国ウエストバージニア大学ソーシャルワーク・公共政策大学院修士課程修了。大阪市立大学大学院生活科学研究科生活科学専攻博士課程修了。Master of Social Work(MSW)。博士(学術)。神戸女学院大学文学部総合文化学科准教授。専門は社会福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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