内容説明
功利主義・義務論・徳倫理学と21世紀的現実を正面からクロスさせる。農と食、原発の是非など、生命と環境を揺るがせる諸問題に哲学的思考で取り組み、現実的解決の土台となる「プラクティカル=実践的」な生命圏倫理を提言する。
目次
第1部 倫理学から見る現代社会(功利主義の理論と現代;義務論の理論と現代;徳倫理学の理論と現代)
第2部 生命・環境倫理と倫理学理論(生命倫理と倫理学理論;環境倫理と倫理学理論;「生命圏」倫理と倫理学理論)
第3部 新時代の「生命圏」と倫理(出生前診断の新技術と倫理;生殖ツーリズムという現代と倫理;安楽死・尊厳死法制化と倫理;地球温暖化への対策と倫理;原発・エネルギー問題と倫理;産業・経済と人間の倫理;生命圏を守り育てる倫理)
著者等紹介
徳永哲也[トクナガテツヤ]
1959年、大阪府に生まれる。1983年東京大学文学部卒業。1996年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、長野大学環境ツーリズム学部教授(専攻=哲学・倫理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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