内容説明
ジェンダーの視座から―時代のかきねを超える漱石がここにいる。
目次
ジェンダーで読む夏目漱石
助走期―職業作家以前の漱石文学
『吾輩は猫である』―“女の問題”を中心として
『虞美人草』―糸子は序列最下位の女性か
『三四郎』論―美禰子像を視座として
『それから』論―代助という人
『門』論―宗助と御米・「幸福」な夫婦
『彼岸過迄』論―須永と千代子
『行人』論―お直を視座として
『こゝろ』論―「先生」という人
『道草』論
『明暗』論
水村早苗『続明暗』について
漱石の謎
著者等紹介
渡邊澄子[ワタナベスミコ]
東京、新宿区生まれ。大東文化大学名誉教授。日本女子大学文学部国文科卒、同大学大学院(旧制)文学研究科日本文学専攻、修士課程修了。所属:日本近代文学会、昭和文学会、新フェミニズムを批評する会、ジェンダー史学会、他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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