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グループ・ダイナミックス入門―組織と地域を変える実践学

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790715887
  • NDC分類 361.44
  • Cコード C1311

内容説明

常識を超える集団論。組織やコミュニティに研究者が飛び込み、当事者とともに現場を改善していくグループ・ダイナミックス(集団力学)。理論と方法論を、実践例を交えて第一人者がわかりやすく解く。

目次

第1部 グループ・ダイナミックスの基礎(グループ・ダイナミックスとは;基本的な考え方;研究方法―当事者と研究者の協同的実践)
第2部 グループ・ダイナミックスの理論と実践(協同的実践のための理論;活動の「かや」;言語の「かや」;規範の「かや」;群集の「かや」)
第3部 社会構成主義(二つのメタ理論―自然科学と人間科学;人間科学の方法;集合性から集合流へ―「イマココ集合流」試論)

著者等紹介

杉万俊夫[スギマントシオ]
1951年生まれ。九州大学大学院教育学研究科博士課程修了。学術博士(大阪大学)。1994~1997年日本グループ・ダイナミックス学会会長。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。国際応用心理学会フェロー(名誉会員)。専門はグループ・ダイナミックス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

6
副題が地域を考えるともある。当事者とともに研究するのは好ましい(10頁)。協同実践は地域的制約を受ける、価値中立は不可、協同実践は一次と二次の交替、インターローカルに発展、研究者は協同実践の言説を豊饒化。過疎→適疎(64頁)は過密解消になりそうか。全体的に、高度な分析手法が駆使されている。なかなかついていけないが、格差社会にあって、モデルが整備されているけれども、どのように社会が変わっていくのか、描写していくのは容易でないと思う。2013/05/25

なさぎ

2
平野啓一郎の「分人」然り、個から分散への移行が加熱する中において、しかしOSをアップデートできない人との隔たりもまた間断なく拡大していく。「身体=心を内蔵した肉体」という、あまりにも"当たり前"な認識に対して、それが構成されたものであり、「それは客観的な事実ではない」とする。すでに会得している者には優しいが、そうでない者にとっては衝撃と、ある種の異物感をもたらすという点において、「入門」としての本書が果たす役割と意義は大きい。2019/07/03

Go Extreme

1
グループ・ダイナミックスの基礎 グループ・ダイナミックスとは:協働的実践 基本的な考え方:人間像の常識を問い直す かやの多層的重複構造 研究方法 ― 当事者と研究者の協同的実践 グループ・ダイナミックスの理論と実践 協同的実践のための理論:変革活動 夢の活動を描く技法 リーダーシップ 活動・言語・規範・群衆の「かや」 社会構成主義 二つのメタ理論 ― 自然科学と人間科学:論理実証主義 社会構成主義 言説空間 人間科学の方法:自然科学的研究 人間科学の実験 集合性から集合流へ ― イマココ集合流試論2021/04/21

milktea

1
グループダイナミクス講義の教科書として購入。 平易な文章で、グループダイナミクス的なアプローチについてわかりやすく解説してある。 入門と銘打ってはいるものの、具体的な手法と現場での実践例がかなり詳細に記載されており、読み終えたらすぐにでも実践に生かせるような作りになっている。 社会構成主義の考え方に基づいており、その他の人類学への軽い入門としても読める。 2019/07/01

nilgilri

0
組織の共同作業の理論を学ぶために読破した。かやの話、地域でのフィールドワーク、数学、統計、データ解析の話など多岐の分野が記載されており、読み直した方がよさそう。2023/05/08

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