内容説明
ユネスコの世界無形文化遺産に登録され、国際的な関心が高まっている能楽。能・狂言の歴史、作者と作品、伝書や演技、扮装や舞台にいたるまで、懇切な概説によって学びへの第一歩を支援する。
目次
第1章 歴史(成立前史;成立期;室町期;安土桃山期;江戸期;近代)
第2章 作者と作品(観阿弥の作品;世阿弥の作品―世阿弥の能を学ぶ人のために;金春禅竹の作品;観世元雅の作品;観世信光と宮増の作品;狂言の作者と作品の成立)
第3章 伝書と芸論(『風姿花伝』;『花鏡』その他世阿弥の伝書;金春禅竹の伝書;『わらんべ草』と『一子相伝之秘書』)
第4章 演技・扮装・舞台(能の演技;能の囃子;狂言の演技;能面と狂言面;能楽束と狂言装束;能舞台の構造と変遷)
付録(用語解説;曲目解説;伝書解題;能・狂言伝書解読の手引き)
著者等紹介
林和利[ハヤシカズトシ]
名古屋女子大学文学部・大学院教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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