内容説明
都市は、絶え間なく自己変容する社会構造/世界観の写像である。観光、メディア、消費空間、サブカルチャー、コミュニティなどを通して、ローカルな場としての都市とグローバル世界の動的なミクロ‐マクロ連結を透視する。
目次
序章 グローバリゼーションと都市変容
第1章 明治大正期「東京案内」に見る近代“東京”の創出―19世紀グローバリゼーションとナショナル/ローカルの変容
第2章 グローバル都市としての上海―租界・万博・郊外化そしてディズニーランド
第3章 北京におけるサブカルチャーの受容に関する都市論的考察―五道口・三里屯・后海を事例として
第4章 米軍基地を介した地域社会のグローバル化/ローカル化―福生を事例に
第5章 歩行者天国のゆくえ―グローバリゼーション下における都市再開発にともなう社交空間の変容
第6章 タワーマンションとコミュニティ―武蔵小杉駅周辺地域再開発についての考察
第7章 グローバリゼーションと日本の社会起業家
第8章 都市のグローバリゼーションと近代家族―都市勤労者家族における高齢者役割に注目して
第9章 両大戦間期グローバリゼーションにおける“商店街”の形成
著者等紹介
遠藤薫[エンドウカオル]
学習院大学法学部教授。研究分野は、理論社会学、社会情報学、社会シミュレーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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